世代を超えたつながりを育む|地域の輪が広がる世代間交流プロジェクト
様々な世代が集まり、お互いの知恵や経験を分かち合うプロジェクトです。伝統的な遊びから最新のデジタルスキルまで、世代を超えた交流を通じて新たな発見と喜びを見つけましょう。
ビジュアル紹介
期待
初めての世代間交流イベントに参加する前日、私は少し緊張していました。70代の祖母と10歳のいとことでさえ会話に困るのに、見知らぬ方々とどう接すればいいのか...。でも、このプロジェクトの「みんなで作るおやつ会」というテーマに惹かれ、勇気を出して申し込みました。前日は、祖母から「昔ながらのおはぎの作り方」を教わり、メモを用意。若い人たちに喜んでもらえたら、とワクワクしながら当日を待ちました。
没入
会場に着くと、優しそうな笑顔のスタッフの方が出迎えてくれました。テーブルには、おばあちゃんたちが持ってきてくれたという手作りのお菓子が並び、懐かしい香りが漂っています。隣に座った小学生の女の子と一緒に、おはぎを作り始めると、自然と会話が弾みました。「ねえ、このきなこ、すごくいい香りだね」「おばあちゃんが挽きたてを持ってきてくれたのよ」と話していると、周りの人たちも笑顔で加わって...。あっという間に、年齢なんて関係ない、温かい空気に包まれました。お茶を飲みながら、戦後のくらしの話に耳を傾けたり、子どもたちにデジタル機器の使い方を教えたり。時間が経つのも忘れるほど、充実した時間でした。
振り返り
帰り道、気がつくと自然と笑顔になっていました。普段の生活では出会うことのない方々と過ごした時間は、私にたくさんの気づきを与えてくれました。高齢者の方々の「また会いたいね」という言葉や、子どもたちの「楽しかった!」という笑顔を見て、これこそが本当の地域の絆なんだと実感。次回は友達も誘って、もっといろんな人と出会いたいな、と思いました。世代を超えたつながりが、こんなにも心を豊かにしてくれるなんて、参加するまで想像もしていませんでした。